【動画あり】GPIF理事長が2018年の市場環境と年金運用状況を解説

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gpif 雑記


こんばんは。

突然ですが、みなさんはどのくらいの資金を運用しているでしょうか?そして、どのくらいの期間の運用を考えていますか?

私は現在600万円の資金にサラリーマン給与を継ぎ足しながら、40年ほど運用していくつもりで資産運用を続けています。


さて本日、ネットサーフィンをしていると160兆円もの資金を、少なくとも西暦2110年までの運用計画を立てている機関がyoutubeに動画を公開しているのを発見いたしました。

タイトルにもありますが、その機関とはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。我々の納めた保険料を、年金原資とするために運用している機関です。
(動画はこの記事の最下に埋め込ませていただいています)

これまで、GPIFは四半期ごとに運用成績を公開してきています。市場状況が悪化し運用損失が大きくなった期間はメディアに取り上げられ、一般市民から叩かれている印象が強いです。しかし、運用資産は着実に増加しておりGPIFは2001年以降70兆円を超える運用益を上げています。

長期投資において、短期間での損失のみを取り上げて叩くというのは、一般市民の資産運用リテラシーの低さを思い知らされるところです。

さて、今回の動画の内容ですが「メディア向け懇談会」というイベント内で、GPIF髙橋理事長が、以下トピックについてスライド付きで解説しているというものでした。

  1. 2018年の市場環境
  2. 2018年の年金運用状況
  3. 長期投資における分散投資の効果
  4. ESGへの取り組み 

知識のある玄人投資家にしてみれば常識ばかりなのかもしれませんが、スライドや解説は非常にわかりやすく、私のような素人投資家でも納得しながら理解することができました。


「3. 長期投資における分散投資の効果」では髙橋理事長は以下のように語っていました。

日本株式、日本債券、外国株式、外国債券を4分の1ずつ保有して運用すると、1年間では元本割れが生じる年が出てくる。しかし、いつ始めてもいいから、10年間保有すると元本を下回らなくなる。少なくとも歴史的には、長期投資におけるこの戦略はリターン上有効である。

やはり、データを示して「長期の投資は金が増える」と言ってくれると納得ができます。しかも、国の機関が、です。

私は、米国株1本の長期投資でも歴史的に元本を下回らないことを知っています。そのため、当座は米国株1本の投資を続けるつもりです。

しかし、将来的にはリスクを考慮して米国株1本を辞めて、日本/外国・株式/債券の分散投資を考えていかなければいけないのかもしれません。このあたりは勉強を重ねて、そのときの状況が判断できるようになっていきたいと思っています。現状はまだそんな知識はありません。


また、「4.ESGの取り組み」の話も面白かったです。ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとったものです。一般的に、ESGが示す3つの観点を重視している企業は長期的な成長が期待できます。また、ESGの観点が薄い企業は社会全体の成長を阻害するというものでした。

GPIFは国内外、90兆円近い株式を保有しています。そのため、国内外ほとんどの上場企業の株主となっている状況です。GPIFにしてみれば、ESGの観点の薄い企業によって社会全体の成長が阻害されることは本意ではありません。なので、社会全体を底上げすべく、ESGに関する社会活動・啓蒙活動を実施しているという話がありました。また、GPIFには将来100年近い運用計画があるため、ESGの観点を重視している企業に投資して、成長性を期待することには納得ができます。

そしてESGは既にインデックス化されており(この表現は正しいのか・・・?)、GPIFは以下のような指数に約3兆円を投資しているそうです。

  • FTSE Blossam Japan Index (E・S・G型)
  • MSCIジャパン MSGセレクトリーダーズ指数 (E・S・G型)
  • MSCI日本株女性活躍指数 (S型)
  • S&P/JPXカーボンエフィシェント指数 (E型)
  • S&Pグローバルカーボンエフィシェント指数(除く日本) (E型)
gpif
出所

私は米国株を勉強中のため、セクター分けの指数、配当利回りや連続増配に関する指数などは知っていましたが、このようなところまで指数化されていることには正直、驚きでした。

動画内では、これら指数の深い内容にまでに言及した解説はありませんでしたが、例えば「女性活躍指数」を調べてみると、女性従業員・女性管理職の割合などを指標として企業を選定しているんだそうです。いろいろあるんですね。この指数は歴史が浅いため私は投資しようとは思いませんが、GPIFが投資しているということは、長期ではプラスリターンだという目論見があってのことなのでしょう。。。


・・・とまあ、動画を見ていただければ、ここまでに書いたようなことの概要を理解できると思います。27分の長編となっていますが、GPIFは長期投資家のお手本でもありますので、ぜひぜひ動画をご覧ください。

動画は最下部に埋め込んでいます。

以上です。

GPIF新年メディア懇談会(理事長説明)


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